着物で話題騒然!?~石川五ェ門のデザイン・色彩設計
2015.09.18
皆さんこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。
キャラクターデザイン・総作画監督の横堀さんと色彩設計の山本さんに今回のシリーズのキャラクターについて聞いていきます。第3弾は石川五ェ門です。
***
◆ 横堀さん、山本さん、今日もよろしくお願いします!今回の五ェ門は着物の色が目を引きますね。
山本:やっちゃいましたね(笑)。桃色を使いたかったの!
横堀:結構しっくりくるよね。
山本:これまでは色味がブルーグレーとかが多かったんだけど、絶対やめようと思って。見せた時に周りからの評判がよくて「よしっ!」ってガッツポーズしちゃった。
◆ 髪の毛の色はいつもより暗い気がします。
山本:次元とまた違う色で黒髪に見せたかった。ラインが見えないと、もさく見えちゃうからギリギリのところまで絞ってね。
◆ 和装を描くのは難しいものなんですか?
横堀:難しいねー、ついつい腰の位置が高くなっちゃうんだよ。一応スカート袴で描いてるんだけど、スカート袴なのかズボン袴なのかも途中バラバラになっちゃって。袴の帯は線が多くなってるかな。
横堀:斬鉄剣の形も日本刀なのか、長ドスなのか迷ったんだよ。最初は日本刀で描いてたんだけど、何かの作品で日本刀を手に持って歩くシーンを見て、やけに太く感じたんだよね。それに五ェ門は逆手で抜くじゃない?「座頭市」が持ってる仕込み杖が近いのかなと思って、細めの直刀に修正したんだよね。
◆ この全身画の表情は結構怖い顔ですね。
山本:私は結構好き!シーンカラーを決める時はこれを使ってる。
横堀:これは直しきれなかったのかな?(笑)人を斬りそうだよね。最初はこういうイメージでやってたんだよ。
◆ そうなんですか?
横堀:最初は ファーストの五ェ門登場の回(第5話「十三代五ェ門登場」)をイメージして、ちょっとHで、狂気ある感じにしたかった。でも最近の五ェ門は少し可愛い路線になってるみたいだね。5人の中で1番年齢が若い設定にしたいって言われて修正したんだよ。柔らかく、目を大きくして可愛らしくしてね。
◆ なるほど…確かに可愛いです!今回のシリーズの五ェ門は幅が広いというか…顔を赤らめてて女性が見たらドキドキしそうな回もあれば、殺し屋として登場する回もあって、五ェ門の色々な側面を楽しめられる気がします。
横堀さん、山本さんありがとうございました!次回はみんな大好き峰不二子についてお聞きします!