ルパン制作ブログ ルパン座トーク ルパン制作スタッフによる制作裏話

第10話「恋煩いのブタ」ウラ話~レベッカは絶対白ワイン派!

2015.12.04

皆さまこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。
第10話はワイン回!そして心待ちにしていた、不二子とレベッカのバトル!こんな形で見れるとは思っていませんでした!ほろ酔いマドンナ2人が可愛かったですねー。
今回のウラ話は、第10話制作進行の徳永さんと、設定制作のホリコ先輩に伺っちゃいます!
***

◆ 不二子とレベッカが対決を果たした第10話でした!印象的なことは何ですか?

ホリコ:ワインの色が違った!

◆ というと?

ホリコ:冒頭では白ワインを振る舞われてないといけなかったの。なのに赤ワインになってて…。

01

 

ホリコ:ラッシュの時に気付いて、色替えをお願いしたときは終わらないかと思った。ドキドキした~!

◆ ひゃあ、それは危なかったですね!…でも赤ワインでも良かったのでは?

ホリコ:ふっふっふ、そこにはちゃーんと意味があるんです!レベッカは白ワインしか飲まないんだよね。

◆ そういえばセリフでも言ってましたね…どうしてなんですか?

ホリコ:それは今後明らかになるでしょう!観てのお楽しみです!

◆ 気になります…他にはありますか?

ホリコ:ガリガリ男が出てきたでしょ?

◆ 大きいホクロがある男ですね。

ホリコ:決定稿から改訂稿で猫背に変えたの。最初は背筋がピンとしてたんだけど、コンテの絵が良かったから大胆に猫背に変えたんだよね。

02

◆ コンテを基にキャラデザを変えることってあるんですね!

徳永:コンテを描いた荒川さんが、非常に動きの良いコンテを描いてくれたんだよ。

01

◆ 徳永さんが印象的に覚えてることはありますか?

徳永:今回舞台になった屋敷が左右対称で、内部の構図が似てたんだよ。位置関係が把握しづらい上に、絵コンテでは背景の描き込みが少ないから、キャラクターが屋敷のどこにいるのかよく分からなかったね(笑)。

ホリコ:3Dの宮川さんがモデル作ってくれて、「今ここにいます」っていうのをやってくれたんだよね。

03

◆ あっこれ、以前背景の回(8月28日更新 ルパン座トーク「ルパン世界を支える美術の力!」)の時に見せてもらったものですね!

ホリコ:そうそう。今回のように建物内部の様子が分かりづらい時や、小物が多い時に3Dモデルを使うと位置関係が把握しやすいんだよね。

◆ なるほど!3Dモデルを活用することで人物配置も分かりやすくなるんですね!徳永先輩、ホリコ先輩、ありがとうございました!

 

***
3Dモデルについて、徐々にわかってきたような気がします。複雑な舞台だけではなくて、シンプルだけど小物が多いときにも3Dモデルが有効になるんだなと勉強になりました!

レベッカがどうして白ワインだけを飲むのか?も気になるところですねー。
さてさて次回第11話は、「イタリアの夢」前編!前後編の前半部分です!

第7話「ザッピング・オペレーション」でちらっと登場した≪イタリアの夢≫ですが、その正体は分からずじまいでした…≪イタリアの夢≫って一体何なんだー!ぜひお楽しみに!