第9話「殺し屋たちの鎮魂歌」ウラ話~銃へのこだわり!
2015.11.27
皆さまこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。
第9話は殺し屋・五ェ門回です。切ないけどロマンティックな終わり方でしたねー。
ヒロインのベラドンナもかわいくて…あとはやっぱりキレッキレの五ェ門ですよね!最近は看板を切ってるだけの五ェ門だったので、今回久しぶりの人斬り五ェ門がかっこよかったです。
今度の話は第5話に続いての坂巻さん回です!(第5話ウラ話もお読みください~)ウラ話は井内さんにうかがいます!
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◆ 井内さんよろしくお願いします!この回で大変だったことはありますか?
井内:スケジュールが…
◆ 先輩方にウラ話を聞くと必ずスケジュールの話が出るんですけど…
井内:いや、ね、ほら!坂巻さんはおひとりで描かれてるから、第5話もあったからスケジュールが厳しくなってしまったんだよ。内容も重いしね。
◆ この回も1人で一原を描かれたんですか?
井内:途中で少しヘルプを入れたけど、ほぼ1人だね。昔は1人原画とかあったけど、今のこの線の数で出来る方はなかなかいないと思う。
◆ まさに超人ですねえ。
井内:しかも総作監もなし!今回、いちばんルパンらしいルパンを描いてくれた方かもしれない。
◆ ほかに印象に残ってることはありますか?
ホリコ:全然使われなかった…!
◆ わあ、急にどうしたんですか、ホリコ先輩!
ホリコ:用意した銃の設定が使われなかったんだよねー。(笑)
◆ ということは?
井内:坂巻さんがほとんど自分で参考を調べて描いたんだ。
◆ へえーそれはすごいですね!
井内:自分では「そうでもない」っておっしゃってるけど、絶対銃とかお好きだから。
ホリコ:軍用車の参考も出したんだけど「これは金持ちが乗る車だ」って、ご自分で調べ直してくださって。
◆ ホリコ先輩が用意した設定は1枚も使われなかったんですか?
ホリコ:1枚は使ってもらったよ。1カットだったけど(笑)
◆ そういうこともあるんですね。
井内:これも1人原画回だから出来ることだよね。普通は複数の原画さんが手分けするから、人によって絵がバラバラにならないために設定を作る。そういう意味でも原画さん自身のこだわりが画面に出て、最近のアニメにはない面白みがあると思う。
ホリコ:確かにいまどきすごく贅沢な作り方ですよね。
それに稲手さん、田口さんが作ってくれたキャラの設定はちゃんと使ってもらえたから良かった。この話数は殺し屋とかすごくたくさん設定が必要だったの。それを2人に手分けして描いてもらって。
◆ 今回も稲手さん、田口さんが活躍されてるんですね!
ホリコ:今回のヒロイン・ベラドンナを作ったのは稲手さんだよ。「風魔一族の陰謀」のヒロインと逆のイメージで、綾波レイをイメージしてるんだって。それと『レオン』のナタリー・ポートマン。
◆ クールな感じが確かに…!
ホリコ:田口さんは主にモブの暗殺キャラたちを描いたんだよ。
◆ バラエティに富んでますねぇ!Cの人がかっこいいです。
井内:若い2人が描いた設定で大ベテランの坂巻さんが原画を描いてくれて、しかも坂巻さん自身のこだわりもちゃんと画面に反映されている。ある意味今回のシリーズを象徴するような作り方の話数だよね。
◆ ストーリーだけでなく、そういう目線での楽しみ方もあるんですね!奥が深いです…!井内先輩、ホリコ先輩、ありがとうございました!
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次回第10話は「恋煩いのブタ」!
ワインづくしの回ですので、20歳を超えてる方はワイン片手にご覧ください。未成年の方はシャン●リーで!超可愛い不二子とレベッカが登場します!
そ・の・ま・え・に☆
次回の「ルパン座トーク」は、11月30日(月)更新予定です。
ニューキャラクター「ニクス」について取り上げます!キャラクターデザインの横堀さんと色彩設計の山本さんにお話しをうかがいます。お楽しみに!