ルパン制作ブログ ルパン座トーク ルパン制作スタッフによる制作裏話

第13話「ルパン三世の最期」ウラ話~芸術の国・イタリア編始動!

2015.12.25

皆さまこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。

第13話をもって今年の放送が終了してしまいました。寂しいです。

来年の放送は1月7日(木)からです。日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」枠のテレビスペシャルは翌日の8日(金)放送です。こちらもお楽しみに!
今年ラストの放送を飾るのは、第13話「ルパン三世の最期」!ドンデン返しに驚きましたね!ウラ話を語ってくださるのは、第13話制作進行の疋田先輩と、設定制作のホリコ先輩です。

 

***

 

 

◆ この回はファーストの第4話「脱獄のチャンスは一度」のオマージュ作品でしたね。

疋田:ルパンファンとしては楽しい話だったと思う。

 

写真1_IMG_1815

 

◆ 最初は「脱獄のチャンスは一度」の話をなぞるのかなと思っていたら、話がどんどん裏返っていって…神父が登場するところも見事に裏切られました。

 

01

 

疋田:シナリオが相当面白いね。シリーズ構成の高橋悠也さんが脚本を書いてるんだよ。

◆ 最後のオチがすごかったです!

 

02

 

疋田:絵のところは、演出さんと一緒にCG会社に直接伺って調整させていただいたんだ。ダンデライオンさんという会社で、「ルパン」ではCG全般でお世話になってる会社だね。

 

03
ホリコ:この話からナレーションが変わったの、気が付いた?

◆ 気が付きました!どうしてですか?

ホリコ:今回の「ルパン」はシリーズ通して24本あって、前回の12話「イタリアの夢」は話の半分が終わる、区切りの作品だったんだ。だからこの13話は折り返しにあたる作品なんだよね。

◆ 12本、12本で前期後期というイメージ分けなんですね。

ホリコ:そう。そしてイタリアは「愛」と「芸術」の国っていうイメージがあるでしょ?これは脚本の高橋さんから聞いたんだけど、「愛」と「芸術」がそのまま作品のテーマにつながってる。12話までは「愛」、13話からは「芸術」がテーマなんだって。

◆ ひゃー!

ホリコ:レベッカの元カレやニクスの家族もそうなんだけど、不二子のサーカス回(第5話「魔法使いの左手」)や五ェ門の暗殺回(第9話「殺し屋たちの鎮魂歌」)とか、ラブロマンスを感じるような話が多かったのは「愛」がテーマになってるから。そして13話の最後に絵が使われているのも、「芸術」を意識してるんだよ。

◆ そういうことだったんですね…!では今後、芸術的なお話が出てくるかもしれないですね。

ホリコ:次の第14話のタイトルが「モナリザを動かすな」だしね。どんなストーリーかは観てのお楽しみだよ!

◆ 1月が待ち遠しいです…疋田先輩、ホリコ先輩、ありがとうございました!

 

 

 

***
「愛」と「芸術」という裏テーマがあったなんて驚きです…!最後のオチは予想外だったので驚きました!切れ者の銭形が考え抜いた牢屋だったのに…ルパンが一枚上手でしたね。銭形のとっつぁんがかいがいしくルパンの食事を作るシーンもツボでした。

 

04

 

次回第14話「モナリザを動かすな」は1月7日(木)放送です!復活したルパンが狙う次のターゲットはイタリアの至宝・モナリザ!またまた一波乱が起こりそうです…!

翌日8日(金)放送のテレビスペシャルもお見逃しなく!

ルパン座トークは大晦日・元旦も更新します!大晦日特別企画はエンディングウラ話。ホリコ先輩が初演出、キャラデザ補の田口さんが初作画監督を務めています!お二人に制作秘話を伺います。

元旦更新は、12月19日(土)に開催された阿佐ヶ谷ロフトAさんで開催された「ルパン座トーク」のイベントレポートをお届けします。

炬燵にミカンに猫にルパン!冬休みも「ルパン座トーク」をお楽しみに☆