第18話「始まりの晩餐」ウラ話~謎の男は…~
2016.02.05
皆さまこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。
新キャラクターの正体が判明しました~!14話「モナリザを動かすな」のコインを見つめるシーンで察した方もいらっしゃるとは思いますが、まさかレオナルド=ダ・ヴィンチだったなんて…!ロマンがありますねえ。
それとミラコレのシーン!可愛かったですね~!衣装はキャラクターデザイン補の稲手さんデザインです。(1月25日更新 「レベッカ衣装替え編~台風娘のオシャレ術~」)
しかもランウェイのシーンは稲手さん自ら原画を描かれているんです!友永さんもモデルウォークにこだわられて、お2人で何度も動きの確認をしてたそうですよ。
今回の裏話は、制作進行・原田先輩にお伺いします!
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◆ 原田先輩、よろしくお願いします! この回はメインどころのキャラクターが大集合してましたね。
原田:パーシバルの扱いが大変だったの!彼が誰と会ったことがあるのかを演出の富沢信雄さんと話し合って整理していったんだよね。
◆ ニクスだけ…ですよね?あれ、レベッカはMI6に捕まった時会ってるんでしたっけ?
原田:ね!迷うでしょ?ルパンは会ったことがないけど顔を知ってて…とか。じゃあ次元は知ってるの?っていう。
◆ ひとつひとつ紐解いていったんですね。やっぱり社内に演出さんがいてくれるって心強いですね!
「ルパン」バージョンの『最後の晩餐』がかっこよかったです!
原田:『最後の晩餐』を模した落書は、横堀さんに原画を描いてもらったんだ。その線画を美術の村本さんに渡して、背景として描いてもらってる。
原田:横堀さんはダ・ヴィンチが乗る飛行機の設定も描いてるんだよ。飛行機が出現して、ドーム内を滑走するところまでの原画も横堀さんが手掛けてる。横堀純度100%のシーンです!
◆ ここ超かっこいいっす!
原田:アフレコの時は印象的だったなあ。
◆ 何かあったんですか?
原田: 飛行機の前後のシーンは横堀さんの他に、荒川さん、仁保さんていうカッコよくて個性的な原画マンさんに描いてもらったんだよね。アフレコで流す映像はラフ原撮(第一原画を撮影した映像)だったんだけど、音響監督さんから「この話数は特に絵が特徴的ですね!」と言われて。
◆ うわ、その原画見たいです!
原田:作監修正前だから原画マンさんの特徴がすごく出てたんだと思うな。
◆ 原田先輩、アフレコの現場はいかがでしたか?
原田:役者さんはアフレコのときの映像と台本でお芝居をされるから、アフレコの時点で絵がいかにオンエアに近いかって重要なんだよね。アフレコの後にもいろいろな工程が控えているから、納品までのスケジュール的には折り返し地点くらいだけど、役者さんたちにはそのアフレコの当日が1回だけの本番なんだよね。もちろん皆さんプロだからどんな絵の状態でもお芝居してくださるけど。あらゆる工程の人たちに気持ちよくお仕事をしてもらうために制作っているんだなって。制作進行の責任を改めて実感した。
◆ なるほど…!先輩方が忙しくされているのって、ただただスケジュールってだけじゃなくて、そういう思いがあったんですね。
飛行機が飛びながら完成形になるシーンも素敵でした!
原田:あのシーンは、街が俯瞰で写るから美術もすごくこだわってる。カットによってちゃんと高度を変えて描いてもらったんだよね。
◆ そうだったんですか!月の色も特徴的でしたね。
原田:月の色は最初「青」だったけど、不思議な感じを出したくて「赤」に変えたんだ。
◆ 今後の展開が楽しみです…!原田先輩、ありがとうございました!
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高度によって背景が変わってただなんて…!驚きです。
ダ・ヴィンチが今後どう絡んでいくか気になりますねえ!
次回第19話は「龍は静かに眠る」!要塞が舞台ですよ~!放送&ウラ話をお楽しみに☆